毎年暑くてたまらないここ数年の夏…。
遊びに行きたくても、熱中症になるような炎天下でのお出かけは、ちょっと心配ですよね。
でも、夏はやっぱり思いっきりはしゃぎたいものです!
そこで、夏でも涼しく楽しめる「神戸動物王国」をご紹介したいと思います!
神戸動物王国ってどんなとこ?
神戸動物王国は兵庫県神戸市に位置する「全天候対応」の動植物園で、2024年7月19日で開園10周年を迎えます。
公式サイトには「花と動物と人とのふれあい共生」がテーマと書いてありますが、行ってみると、まさにその通りの施設だと思いました!
広いハウスと屋外エリアには1000種類もの花々が年間を通して楽しめますし、150種800頭羽もの動物たちに出会えます。
ふれあいやショーなど、楽しめる要素が盛り沢山なので、家族でもデートでも年齢問わずみんなが楽しめる場所ですよ!
また、期間限定イベントなども開催されているので気になった方はぜひ確認してみてくださいね!
夏におすすめの理由
先ほども書いたように、神戸動物王国は「全天候対応」の施設なので、室内エリアがとても充実しています。
さらに、空調で室内温度が調整されているので、夏でも比較的快適に過ごせるのです。
飲食エリアも広い室内で、アイスクリームが販売されているのも夏に嬉しいポイント。
神戸動物王国の見どころ
◯ 動物たちとの距離の近さ!
一番の見どころは、何と言っても距離の近さ。
室内の展示法がかなり工夫されていて、植物と動物の美しいコラボレーションは、まるで動物たちの生息地に迷い込んだような感覚に。
「カピバラたちの湿原」では、癒やし系動物No.1のカピバラたちと急接近でき餌やりができます。
また水鳥たちのエリアでも餌やりが楽しめますし、中でも「ペリカンフライト」は個人的にオススメです。頑張るペリカンたちが可愛くてほっこりしますよ!
「ふれあいフィッシュ」ではドクターフィッシュが楽しめます。足をパクパクされる感覚が何とも言えないゾワッと感で、行くと毎回してしまいます。
そしてさらに奥に進んで「ビッグビル」エリアへ行くと室内を覆う植物たちに圧倒されます。この「ビッグビル」エリアは、ハシビロコウの飼育で国内最大級の広さとなっているそう。運が良ければ、ハシビロコウが頭上を飛んでいく姿が見れますよ。
そして「熱帯の森」は個人的に一番好きなエリアで、自由に動き回る動物たちから目が離せません。鳥たちが足元を歩き回り、頭上ではミナミコアリクイが綱渡り。かわいい顔をしたフタユビナマケモノは意外とよく動き見ていて飽きません。そして周囲に生い茂る木々には、小さなお猿さんのコモンマーモセットがいます。
他にもアザラシやオットセイたちにおやつをあげたり、カンガルーやリクガメ羊やアルパカなどにも餌やりができます。ラクダライドやポニーライドなども楽しめます。
◯ ショーやパフォーマンスが充実している!
神戸動物王国ではドッグショーなどの比較的大きめなショーから、オッタートークなどの学べるパフォーマンスまで色々あり、どのエリアも見どころ満載です。(※ショーやパフォーマンスの情報は常に更新されている可能性がありますので、詳しくは公式サイトや公式インスタグラムでご確認ください。)
「風のスタジアム」では、屋外のショーが楽しめます。「Wings(ウィングス)」というショーでは鳥たちが優雅に空を翔ぶ姿が見れて、「Buddy(バディ)」では、躍動感とスピード感のあるドッグショーが楽しめます。
(私が過去にWingsを見た時は、鳥たちがすごく遠くの空まで飛んでしまってハラハラしましたが、最終的にはちゃんと帰ってきて安心したのを覚えています…笑)
室内エリアでは、コツメカワウソたちの生態が「オッタートーク」で学べて、「ワオワオトーク」ではワオキツネザルたちのクイズやお話が楽しめます。
トークパフォーマンスは他にもありますので、ぜひ確認してみてくださいね!
◯ 珍しい動物に会える!
ハシビロコウ
神戸動物王国では世界でも珍しい動物たちに出会えます。
「ビッグビル」エリアにいるハシビロコウですが、絶滅危惧種に指定されているのをご存知ですか?
ハシビロコウは「動かない鳥」として知られていると思いますが、それは彼らの狩りのスタイルによるもの。
じーっと静かに待ち伏せしながら、油断している獲物を狙います。
公式サイトの情報によると、飼育されているハシビロコウは、世界でもたったの30羽ほどだそうですよ。
マヌルネコ
コロコロとした見た目とクリクリのお目々が可愛いマヌルネコですが、なんと「最古のネコ」と言われているそう。
ネコ科の動物の中では最も古い種で、酷暑や氷点下の過酷な環境で生きられるすごい生き物なのです。
しかし感染症に弱いらしく、飼育下での繁殖は非常に難しいとのこと。
2024年時点、関西でこのマヌルネコが見られる施設は神戸市立王子動物園と、ここ神戸動物王国だけ。
ビントロング
変わった名前と特徴的な見た目が面白いジャコウネコ科の生き物、ビントロング。
木の上で暮らす彼らの尻尾は太く頑丈で、ジャコウネコ科の中では最も長いそう。
独特な体臭が特徴で、ポップコーンのような香ばしい香りがします。
ビントロングを見たら、ぜひ匂いを意識してみて下さいね!
この三種は個人的に珍しいと思ったので説明しましたが、他にもコビトカバやスナネコなど、数え切れないほど多種多様な生き物がいます。
詳しい情報を知りたい方は公式サイトをご確認くださいね!
◯ 食事エリアのメニューが充実している!
神戸動物王国には、王国レストラン「花のキッチン」と、めん処「ふくろう庵」、そして「アルパカフェ」があります。
「花のキッチン」エリアは、施設全体の大体中心に位置しているので、どのエリアにいても比較的行きやすいレストランとなっています。
広いテーブル席がたくさんあるので、小さなお子様がいるご家族もゆったり過ごせると思います。
さらに「花のキッチン」と同じエリアにギフトショップがあるので、昼食後の休憩がてらにお土産を見たりして過ごせますよね。
「ふくろう庵」はふれあいコーナーである「コンタクトアニマルズ(北エリア)」にあります。うどんやナゲットなどのサイドメニュー、チュロスなどのスイーツとドリンクが楽しめます。
おにぎりは、「ツシマヤマネコ米」が使用されているそうで、ツシマヤマネコの生息環境を守る取り組みに貢献できますよ。
「アルパカフェ」は2024年4月にリニューアルオープンし、バーガーやサンドイッチが新登場したそうです。動物の形をかたどった「ハシビロまん」や「アルパカシュー」などの軽食は見た目が可愛く、記念に写真が撮りたくなりますよ!
◯ グッズがとにかく可愛い!
ギフトショップにはたくさんのアニマルグッズが販売されています。
「Gift Shop Capy&Barbara(カピィ&バーバラ)」ではT-シャツやバッグなどの服飾雑貨が豊富ですし、小さな雑貨やぬいぐるみなどもたくさんあるので、見ていて全然飽きません。
王国オリジナル商品もたくさんありますので、気になった方はぜひ公式ネットショップを確認してみてくださいね!
◯ その他の見どころ
今なら赤ちゃんに会える!
そして現在(2024年7月)は、赤ちゃん動物と会えるチャンスです!
4月19日に誕生したマヌルネコの赤ちゃんが6月21日から公開されていますし、4月6日に生まれたオーストラリアガマグチヨタカの子どもも見られます。
SDGsへの取り組み
神戸動物王国ではSDGsへの取り組みも積極的に行われています。
2018年12月から脱使い捨てプラスチックが行われており、園内のレストランでは環境に負担の少ない紙製や木製のカトラリーなどが使われています。
また絶滅危惧ⅠA類(環境省レッドリスト)に指定されているツシマヤマネコですが、神戸動物王国ではツシマヤマネコ米が積極的に使用されています。
佐護ヤマネコ稲作研究会の方々が「自然と上手に手を取り合いツシマヤマネコと一緒に暮らしていけるように」という思いを込めて作られたツシマヤマネコ米。
私たちも食べることで、ツシマヤマネコが狩りをする田んぼを守り、環境保全に協力しましょう!
他にも「ボルネオ保全プロジェクト」や「ユキヒョウ保全プロジェクト」など、様々な取り組みが行われているので、ぜひ公式サイトで確認してみてくださいね!
◯ 期間限定イベント
イベントの開催も頻繁に行っており、現在(2024年7月時点)は開園10周年を記念して「王国列車〜KINGDOM TRAIN〜」が開催されています。
神戸どうぶつ王国&ポートライナー コラボ企画だそうで、ポートライナー1編成の先頭車両と最後尾の2両が動物たちのデザインにラッピングされています。
可愛らしい動物たちを見ながら行くと、気分も上がりそうですよね。
電車で行く方はぜひ「王国列車〜KINGDOM TRAIN〜」に乗って行ってくださいね!
※詳しい情報は公式サイトをご確認下さい。
料金&アクセス
料金
・大人(中学生以上) 2,200円
・小学生 1,200円
・幼児(4歳・5歳) 500円
・シルバー(満65歳以上) 1,600円
・障がい者手帳をお持ちの方 大人(1,100円)、小学生(600円)、幼児(無料)
電車でのアクセス
三宮駅でポートライナーに乗り換え、「計算科学センター駅(神戸どうぶつ王国・「富岳」前)」で下車し、神戸動物王国まで徒歩すぐ
公式サイトでオトクなチケットが販売されているので電車で行く方はぜひご確認下さい!
※車で向かう方は駐車料金が発生します。
現時点では普通車/24h 700円、大型バス/24h 2,000円
まとめ
神戸動物王国は見どころ満載で、誰でも楽しめる施設です。
色々な取り組みも行われていて、トークショーでは飼育員さんの詳しいお話が聞けるので、お子様の勉強にもなると思います。
今年の夏は、屋根の下で個性豊かな動物たちと出会える神戸動物王国に行きましょう♬
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