チンパンジーは98%以上の遺伝子が人間と同じとされる類人猿で、中央アフリカと西アフリカに生息する。
700〜1300万年前にヒトとチンパンジーへと進化が始まる前は、同じ生き物だったと考えられているそう。
この記事では「世界チンパンジーの日」と「チンパンジーの治療行動」について簡単に紹介します。
7月14日は「世界チンパンジーの日」。
野生のチンパンジー研究者の第一人者であるジェーン・グドール博士は1960年、チンパンジーの生息地の一つであるアフリカのゴンベの地へ初めて降り立った。
その日を記念し、2018年に「世界チンパンジーの日」が制定されたのである。
この日は、”人にもっとも近い類人猿のひとつであるチンパンジーについて、世界中の人に関心をもってもらい、かれらの保護や保全について考えるきっかけを作る日”でもあるとのこと。(引用:東京ズーネット)
そして現在、東京の多摩動物公園では「ミニパネル展」や「『世界チンパンジーの日』キーパーズトーク」、「チンパンジーのかんさつビンゴ!」などのイベントが開催されているそう。
[ 開催期間・日時 ]
「ミニパネル展」(2024年7月4日〜8月27日)
「『世界チンパンジーの日』キーパーズトーク」(7月14日、15日、21日 ※雨天中止)
「チンパンジーのかんさつビンゴ!」(7月14日、21日 ※荒天中止)
⇑詳しいイベント情報は東京ズーネットでご確認下さい!
ここからは過去のナショナルジオグラフィックの投稿で面白い情報を読んだので簡単に共有します!
チンパンジーが傷を昆虫の体液で治療!?昆虫は薬の代用?
ガボンのロアンゴ国立公園で、チンパンジーが昆虫をつぶし、自分の傷口に塗り込む姿が観察されたという。
”このユニークな行動は、高度な文化的行動かもしれない。緊密に結びついたチンパンジーの群れの中で、健康に関連した行動が発達し、長く共有されてきた可能性を示唆している。”(引用:ナショナルジオグラフィック日本語版サイト)
さらに、チンパンジーが傷を治療する行動は自己治療だけではないそう。
他の仲間への治療行為も確認されているとのことで、母親が息子の手当をする様子も記録されているそうだ。怪我をした子を癒やす親の姿を想像してみると、まるで人間のそれと変わらない。
研究者アレッサンドラ・マスカーロ氏は2019年に初めて、レカンボ郡のチンパンジーの治療行動に気がついたという。彼の研究によると、このような昆虫での治療行動は19頭ものチンパンジーが行ったそうだ。
(この記事で参考にしたサイト「東京ズーネット」、「ナショナルジオグラフィック」)
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